冨田勲 – 源氏物語幻想交響絵巻・完全版 (2011) 2xSACD ISO

`京ことば`による語りと、管弦楽・邦楽器・シンセサイザーが誘う、千年の時空を超えた悠久の雅の世界。幻想世界を創出した前作『源氏物語幻想交響絵巻』を大きく発展させた冨田勲の創作の到達点。 (C)RS

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「京ことば」による語りと、管弦楽・邦楽器・シンセサイザーが誘う、千年の時空を超えた悠久の雅の世界。
幻想世界を創出した前作を大きく発展させた、冨田勲の創作の到達点。
2000年11月にリリースされた「源氏物語幻想交響絵巻」は、千年前に描かれながら、今日にも十分通じる愛憎ドラマである
源氏物語を冨田勲が交響化した大作。名門ロンドン・フィルと邦楽器の名手たち、さらにシンセサイザーを加え、華麗・劇的
そして悠久の音楽がくりひろげられる、まさにそれまでの冨田音楽の集大成でありました。
その後、中井和子氏による現代京ことば訳の源氏物語に出会った冨田氏は、その京ことばの語りを加えた形で前作を発展させる
アイディアを得、早速制作にかかりました。前作と同じく、制作当初からサラウンド再生による立体音響を前提に作曲・録音が
進められた本作は、コンサートホールの単なる「再現」ではない、創造的な立体音響でなければ実現不可能な、真に自由でオリ
ジナリティーに溢れるサウンドで、音楽と音響が不可分のものとして創作された見事な作品です。
京ことばの語り(坂田美子)による雅な世界は、聴き手を千年の時空を超えて平安の時代へといざないます。そこに、オーケス
トラ、和楽器、シンセサイザーが、時に静かに時に激しく、主役と脇役を交代しながら、物語の心象風景を、360度の音世界とし
て表現します。もはや、音楽とも物語とも区別がつかないこの作品、敢えてジャンル分けしようとすること自体、不毛なことと
思わせる偉大な芸術作品といえましょう。

■作曲、指揮、立体音響制作:冨田勲
■管弦楽:東京交響楽団
■語り:坂田美子(現代京ことば訳、源氏物語による。中井和子、訳)

SACDハイブリッド:2chCD/2chSACD/5.0chSACD

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